閉幕と結婚、豊臣と即答できない未熟さ。


こんばんは、肌寒くなってきたからといって早くもマフラーをしている甘ちゃん松本です。

20、21日に渡って名古屋、中川運河で行われたCANAL ARTの舞台も無事好評のうち閉幕し、東京にカムバック。
文字通り運河沿いの倉庫で行われたこの舞台、マフラーをする奴はわし以外どこにも見当たらないほど暖かく、ナイスなロケーションも重なってとても楽しく、気持ちのよい二日間でした。

終演後には浅井信好と共にステージにあがり挨拶をしましたが、自己紹介も何もなかったので、誰もわしが舞台音楽を担当している者だと分かってなかったのをいい事に、蜷川ばりの演出家ヅラで一礼しておきました。

振り返れば、制作はとても大変でしたが、なんというか色んなものに戦えた現場、時間でした。そういう場、時間を与えてくれた浅井に感謝の意と、彼はこの公演の終焉後、結婚も決まったみたいなのでおめでとうを贈りたい。しかも奥さんと浅井、共通の知り合いがわししかおらんって事で、なぜかわしが人生初の婚約届けの保証人に。地味にウケます。離婚したらワシまでゲンが悪いのでやめてください。頑張って下さい。

今回の舞台のコンセプトの中に、生と死の関係性やその相対的なものを感じ、それに近いと勝手に思っている睡眠というものが表現出来るものに非常に近い様な気がして、勝手に睡眠を誘発させる音楽を作って会場全員眠らせてやる!と裏テーマ的なものを持って望みました。

愚かな話、自分自身には結構それが成功し、危うく落ちかけた場面もありましたが、会場を見渡しても誰一人眠っておらず、地味に一人で悔しがってました。浅井からしたら眠られたらたまったもんじゃねぇと言われそうです。故にこの戦いは浅井信好とその踊りに私は負けたのでしょう。

日本人は農耕民族なので、移動への憧れがその血、DNAに刷り込まれていると聞いた事があります。
浅井信好という舞踏家はその移民衝動に逆らわず世界中を飛び回るとても自由な男です、それが彼の演技、踊りの節々に表れていた様に思います。自分でいうのもなんじゃけど、自分が作った音楽の波の上で彼が踊っているその舞いは、我が心の琴線に触れられる感覚に陥りました。

最後に名古屋人の女性から伺ったですが、豊臣秀吉?またはそれに近い誰かがその昔、名古屋中の美女を江戸に持って帰ったらしく、名古屋に美女は少ないらしいです。
名古屋にはブスの遺伝子ばっかなんだよねー!あはははっ!!なんていうその女性に、わしは投げかける言葉を失いました。即答で何か気の利いた事など答える言葉がなかったのです。修行が足りないな、と思いました。
しかし名古屋のタクシー、そのサービスのクオリティの高さに驚いた、という事だけここに記しておきます。

信ちゃん&美妃ティ、結婚おめでとう。

BY 保証人 松本



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